2016-10-27 第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
そのほか、アメリカ側の要求が二国間の協議の中でいろいろと出されておりまして、ゼラチンとかコラーゲン、骨の成分などから抽出されるそういったものですけれども、これは異常プリオンが非常にたまりやすい場所に関係していますので、私は食べるべきではないと思いますが、これもアメリカの要求をのむ形でもって日本が譲歩していくということになっていったわけです。
そのほか、アメリカ側の要求が二国間の協議の中でいろいろと出されておりまして、ゼラチンとかコラーゲン、骨の成分などから抽出されるそういったものですけれども、これは異常プリオンが非常にたまりやすい場所に関係していますので、私は食べるべきではないと思いますが、これもアメリカの要求をのむ形でもって日本が譲歩していくということになっていったわけです。
これは、異常プリオンという、脳の中にたまる異常なたんぱくが牛のみならず人間にも病変を起こすということで大変不安に襲われたことを、私も議員になってまだ一年目でありましたが、強く覚えております。
実際のところ、異常プリオンが牛の口に入りますと、それがわずか〇・一グラム以下であっても牛に感染をすると言われている。
具体的に申し上げますと、平成十七年度から平成十九年度までの間に実施されました厚生労働科学研究におきまして、二十一カ月齢及び二十三カ月齢の二頭のBSE感染牛の脳材料を使用しまして、異常プリオンたんぱく質の伝達試験を実施いたしましたが、いずれについても実験動物に対する伝達性が確認されなかったところでございます。
この二頭も実は大変グレーな二頭でして、これも厚生労働委員会初め何回か質問しておりますが、異常プリオンと認定された量は、ほかの感染牛で発見された異常プリオンに比べて千分の一とか五百分の一という大変微量だったということなんですね。 そこで、私なんかも質問しまして、これはやはりマウステストをしなきゃいけないと。
このBSEですけれども、異常プリオン、これ煮ても焼いても、一度肉に入っていればこれ消えないんですね。灰にしないとなくならないんです。それを万一食べて、摂取しなければ大丈夫ということなんですけれども、一度摂取してそれが体内に入ると、発症すると致死率が一〇〇%と。
二十か月で発症ですから、その前、二十か月よりも前に異常プリオンの検出の可能性があったというふうに考えられるわけであります。現行の検査の検出限界であるというだけで二十という月齢の線引きですね、そういうふうな線引き、これはできないんじゃないか。今の日本の検出限界が二十か月齢だからという、その一点でもって線引きはできないんじゃないか、こういうふうに思うのですが、厚生労働省はどのようにお考えでしょうか。
○国務大臣(若林正俊君) 異常プリオンたんぱく質の検出技術につきましては、牛の生体でも高感度で、かつ迅速に検出できる手法の開発を目指して研究に取り組んでいるところでございます。
また二つ目、人への影響につきましては、御案内のとおり、マウスへの脳内接種については、当然これは試験の中で可能であるわけでございますが、実際に牛の異常プリオンたんぱく質を人に接種するということは、今現在では非常に実現困難、難しい状況でございます。
それで、二十一カ月と二十三カ月齢から得た異常プリオンは増殖できなかった、これもイエスなはずです。人への一般化が難しい、これもイエスなはずです。これでノーだという部分が政務官があると言うから、それは一体どこにあるのかと聞いているんです。
○菅原大臣政務官 今委員から御指摘の新聞報道のもととなりましたこの結果につきまして、平成十八年度のこの報告書の中で、二十一カ月齢、二十三カ月齢のBSEの牛につきまして、異常プリオンたんぱく質のマウスへの伝達性は確認されていない、このように記載をされております。
○菅原大臣政務官 御指摘の報告書の中には、異常プリオンたんぱく質の増幅性は認められていないというふうになっております。しかし、だからといって、その感染性が否定されたものではないというふうに厚生労働省としては認識をいたしております。
吉川座長が、これは一昨年十一月二日の食品安全委員会の中で、座長の御発言で、「二十一、二十三カ月に関しては、今回もそうですし、国内見直しのときにもあれをどう評価するかという問題はいつも引っかかってきていて、異常プリオンの蓄積が見られたことは事実だと思うんです。
まず、この研究といいましょうか実験といいましょうか、それの性状でございますが、今先生御指摘のとおり、我が国で確認されました二十一カ月齢及び二十三カ月齢のBSE感染牛について、非常に異常プリオンたんぱく質が少なかったということでございます。
BSEの診断につきましては、牛の延髄かんぬき部の異常プリオンたんぱく質を検出することによって行っておりまして、我が国や欧米では、高感度のELISA法を用いてスクリーニング検査を行っているところでございます。
さらに、九九・四%の異常プリオンが蓄積をすると言われているSRMが利用されている肉骨粉がいまだに家畜の飼料として使われている。この底抜けの飼料規制ですね。さらには、トレーサビリティーも不完全である。このアメリカのBSE対策は、日本とは比較にならないほど不十分であると私はずっと申し上げてまいりました。
ヨーロッパの白人は異常プリオンが含まれた牛肉を幾ら食べても四〇%の人しか感染しないが、日本人は九〇%以上の人が感染しやすい遺伝子を持っていますので、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に感染するリスクが非常に高いと思います。 二〇〇五年の二月四日、日本人で初めて犠牲者が出ましたが、この方はM・M型の遺伝子だと聞いておりますけれども、正しいでしょうか。
そうすると、骨つきの肉を各国がどうしても入れないというのは、やはりそこにかなり異常プリオンが髄液の中にたまっているから危ないんですよと。しかも、内臓、いわゆる小腸部分の回腸遠位部、一メートルから二メートルで切っていますが、アメリカにおいてそれをやる習慣はありません。私は、これはやらないと思っています。扁桃部、これは重大な危険部位です。
ですから、日本に入ってくる牛についてBSE検査、BSE検査という意味は異常プリオンの有無を検査する意味でのBSE検査ですけれども、それを要求するということはちょっと少しおかしなことになると思います。
松下委員が先ほどから何回かお使いになっておられます、その政治的な判断が必要ではないかということが、ちょっと私にはいまいち理解ができないわけでございますけれども、政治判断をせずに専門家に任せるのはいかがなものかというような御趣旨の御判断がありましたが、まさしくまだ原因がよく分からないとか、また感染がよく科学的に究明されていないというような、非常にまだ新しい、未知の動物あるいは人間に感染する可能性のある異常プリオン
英国において肉骨粉の流通禁止、特定危険部位除去等のBSE対策が十分に実施される一九九六年以前、これにつきましては、高濃度の異常プリオンが摂取された可能性があるため、一九九六年以前に英国に一日以上滞在された方については、当面の措置として献血制限を行うこととしたところであります。
それから、磁石に反応する磁性粒子と、それから蛍の発光酵素、これを用いたことで、いち早くBSEの異常プリオンを検出できるような研究も進められている、成果が出ている、こういうことでございます。
それで、実は国内で九十四か月のBSE感染牛の神経、神経、それから副腎、特定危険部位以外の部位からも異常プリオンが発見されているということであります。結局、神経ですからその食肉部分かもしれないわけであります。こういったような状況。で、それが二十か月齢以下にないとは限らないと、私はこういうふうに思うんですよ。ですから、私は分かっていれば食べません。はい。はっきり言って食べません。
なお、確認検査の一部においてこれまで確認されたBSEとは異なる所見が見られたため、今後、研究所において当該異常プリオン、タンパク質の生物学的性状などを確認することといたしております。 なお、牛の食肉、内臓等、当該牛に由来するものは焼却処分するため、市場にはもちろん流通はいたしません。 いずれにいたしましても、今後とも食肉等の安全の確保と国民の不安の解消に努めるよう努力してまいります。
しかし、その二十一か月齢でBSEとして発見された二十一か月齢の牛ですが、これは二十一か月齢以前から異常プリオンは存在していた。そして、食肉に回された二十一か月齢でBSE検査が、発見されたというふうに考えるのが普通だというふうに思っております。
○主濱了君 BSE、異常プリオンはちょっと年齢がいった牛ではありますけれども、神経からも発見をされている。神経ですから、多分ひょっとすると食肉部分かもしれない。そういったようなところからも異常プリオンは発見をされているわけであります。
大体、BSEというのは、異常プリオンだって、物を食べて、それで何か脊柱だとか脳みそだとかにたまるということでしょう。それだって、そこに行くには一体どうなっているのかということも完全にはわかっていないわけでしょう。そうしたら、実は体の中どこでも動き回っている可能性だってあるわけだし、そういうことも考えると非常に怖い。ぜひ、これは慎重にも慎重を重ねて対応していただきたいというふうに思っております。
そうすると、特定危険部位入りの肉骨粉ですから、異常プリオンが肉骨粉に含まれている場合には、それが鶏のふんの中にまじり、それがまた牛に戻る。要するに、特定危険部位入りの肉骨粉を鶏が媒介をして、また牛が食べているということに米国内の状況はなっているということなんですけれども、そのことをもちろん御存じなかったですよね、初めて聞いたと。
今後、こうした発症実験の結果を生かし、BSE発症メカニズムの解明や、体内における異常プリオンたんぱく質の動きの解明などに向けて、さらに研究を進めていきたいと思っております。
異常プリオンというのは、蓄積されて脳に来るまで時間がかかるわけですよ。牛は五年、六年、長いものは七年、八年飼育されるから発症するわけです。鶏や豚はあっという間に、鶏なんてもう数カ月でしょう。数カ月もかからないかもしれない。豚は大体十カ月で出荷されますから、異常プリオンがどこにあるかわからない、脳まで行かないうちに食べちゃうわけですね。(小泉内閣総理大臣「人間が」と呼ぶ)人間が。
今後は、このような発症試験の結果を生かしまして、BSE発生、発症のメカニズムの解明や、あるいは体内における異常プリオンのたんぱく質の動きなども考えまして、鋭意研究を推進してまいりたいというふうに考えております。 それとあわせまして、この脳内接種試験とともに、いわゆる経口試験というのも実施しております。
要するに、BSEとか異常プリオンについてはわからないことが多過ぎると思うんですね。そういう中で、寺田委員長や吉川座長は、管理側から言われた諮問に対して、本当に四苦八苦されている。情報も十分ではない、資料も十分ではないということを先ほどから繰り返し繰り返し吉川座長もおっしゃっていらっしゃるわけでございます。